『日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。』
太田英基
太田さんは、日本中の大学に導入された、『タダコピ』の創業者。
タダコピとは、通常コピー代10円のところ、裏面に企業広告を掲載することで、タダのコピーを実現させた、大ヒット企業だ。
大学生だった彼が企業し、全国160以上もの大学に進出している。
太田氏は、その成功を置いて、自ら退社し、世界へと飛び出していく。
この本の中には、英語もろくに話せない彼が、2年にわたり世界50か国を巡り、1000人以上の人々と交流した現実がある。
そして、世界70億人の市場を相手にしていく生き方を提案している。
事実1 日本は今、「モノ」ではなく、「ヒト」で負けている。
→製品が優れていても、それを世界に営業できる日本人が圧倒的に少ない。
事実2 僕らは、英語から「逃げ切れない世代」だった。
→否応なしに世界の競争に巻き込まれていく。やるしかない。
事実3 国境を越えたシュウカツの時代がすでに来ていた。
→ 企業は、国境を越えてでも必要な人材を採用したい。
この事実を、彼は最大限のチャンスととらえ、世界という舞台で挑める可能性の時代が来たと感じている。特に20代、30代は、頭の中の地図を「日本から世界へ書き換える!」ことを切実に薦めている。
キムキムは、40代後半だけど、ものすごく刺激を受けちゃいました。
何を意識して見るのかこそが、人生の全てだったりするからです。(^^)/
そういった意味でも、本書の投げかけは凄いなあと感じます。
ユニクロの柳井社長が書いた 「現実を視よ」 PHP研究所 の投げかけもかなりのインパクトがありましたが、英語もできない太田さんが世界に飛び出していく様は、ムチャクチャ親しみをおぼえます。
何より、実際に彼が経験した、世界に出ていくためのノウハウが、とても親切に書かれているのがスゴイ!!本当に世界に出ていく仲間を応援したいんだなあと、感じてしまう。
キムキムの勝手に応援プロジェクトでは、この、最高にクールな太田さんをこれからも注目していきます!
キムキムより20も若い、28歳のサムライは、何と出身大学が同じ!
そんな素敵な偶然も何かいい感じ!(^^)/
最高に刺激を受けたキムキムは、近い将来、太田さんとコラボするプロジェクトも立ち上げていくことをイメージするのでした!!
なにせ、勝手ですから。(^^)/
では、本の中から。
『いいかい?本当にグローバルに動いているビジネスマンは、良いアイディアを思いついたら、「それが地球のどこで求められているのか」をまず考えるんだ。
~思考するのは、国籍や国境だけではない。民族だったり、宗教だったりするかもしれない。「今、こっちの国では〇〇が流行っているのだけれど、そっちの国でも需要あるかな?」
~これが世界を舞台に、グローバルにビジネスをするということなのだよ。とりあえず東京から…なんてことを彼らは絶対に考えない。何より先に、閃いたアイディアを、この地球上の誰が必要としているのかを考えるんだ。こういう発想・思考ができる日本人がまだまだ少なすぎる』
脳天に雷が落ちた。
『僕らはまだ世界のことを1ミリもわかっちゃいない。何も知らない僕らに、やりたい仕事も自分の舞台も見つかるわけがない。
それであれば、まずはいろんな世界があることを知ろう、学ぼう、自分の視野を広げよう。
・・・・僕らの舞台は日本という限られたフィールドではなく、世界という広大なフィールドへと移っていくんだ。・・・』